私たちが一緒に暮らしているワンちゃん・猫ちゃんのことは、通称「動愛法(動物の愛護及び管理に関する法律)」により定められています。
この度法律改正が行われ、2020年6月から段階的に施行されています。
動物を取り扱う事業者に関するものが多いので、飼い主様に直接当てはまらないことも多いですが、概要は理解しておきましょう。
成り立ち
1973年に「動物の愛護及び管理に関する法律」として制定されました。その後1999年、2005年、2013年、そして今回2020年に改正が行われ、現在施行スケジュールにそって実施されている状況です。
この法律は、人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的としています。
人と動物の共生する社会 | |
動物の愛護 | 動物の管理 |
・動物の虐待や遺棄の防止 ・動物の適正な取り扱い ・動物の健康や安全の保持 |
・動物による危害の防止 ・生活環境保全上の支障の防止 ・人への迷惑の防止 |
動物の虐待や遺棄を防ぎ、動物の適正な取扱いや動物の健康と安全を守ることを通じて、命を大切にする心豊かで平和な社会を築くとともに、動物をただ可愛がるだけでなく正しく飼養し、動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害や、騒音や悪臭など生活環境の保全上の支障を防止することを目指しています。
動物の飼い主の責任
動物の飼い主は「命あるもの」である動物の所有者として、動物を愛護し適切に管理する責任があります。
できる限りその動物が命を終えるまで適切に飼養すること(終生飼養)とし、むやみに繁殖させることのないように不妊去勢手術などをすること、動物同士や動物から人にうつる病気(感染症)の知識を持ち、予防に注意を払うこと、動物が自分の所有であることを明らかにするために、マイクロチップや迷子札などの標識をつけることに努めなくてはなりません。
詳しくは飼い主様に守ってほしい7ヵ条 ☚
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