《テディベアのようなキュートな猫》と言われるように愛らしく、温厚で社交的な性格ですのでとても人懐こいです。
他のペットや小さな子供たちともうまく折り合いをつけることができますので、ご家族の一員として愛される存在となるでしょう。
お手入れは週2回のブラッシングで十分なのでお世話の簡単さも魅力の一つです。飼い主様の手を煩わせません。
項目
エキゾチックショートヘアが誕生したのは1960年代初めのことで、比較的新しい猫種です。
当初はペルシャ猫を、バーミーズ、ブリティッシュショートヘアー、アメリカンショートヘアーなどと混合して作出しており、1966年、CFA(Cat Fanciers’ Association=1906年米国にて創立、世界最大の愛猫協会)は「エキゾチック・ショートヘア」として公認しました。
1987年になると異種交配はペルシャ猫だけに限定し、猫種名も「エキゾチック」と改めています。
ペルシャ猫の特徴を多く受け継ぐこともあり、両親共にエキゾチックショートヘアの場合でも子猫の中にはロングヘアの子が見られます。
外見 | 丸く大きな頭に短い体躯、骨太で短い足をもつコビータイプ |
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サイズ(体重) | 中型~大型(3~6kg) |
お顔 | 頬がふっくらしていて、上向きの鼻は短く幅広。大きな目は丸型で離れている。耳は小さく前へ傾いており、頭部全体が大きなドーム型 |
毛色 | すべての毛色とパターンあり |
目色 | 基本はカパー(茶色に見えたり、赤っぽく見える色)
その他もあり |
エキゾチックショートヘアは「パジャマ姿のペルシャ猫」といわれるぐらい、被毛の長さが異なることを除くと、外見はペルシャ猫と似ています。
大きな骨格と丈夫な筋肉質な手足を持ち、全体的にがっしりとしたと中型の体格をしています。
エキゾチックショートヘアの特徴はクシャっと潰れた短い鼻です。横から見ると、額、鼻、あごが一直線に並びます。頭部は丸くて頬はふっくらとしています。尾はタヌキのように太くて短く、ふさふさの被毛に覆われています。
被毛は中くらいの長さ(5cm前後)で柔らかい被毛が密集して生えています。ビロードのような輝きと手触りを持っているのも特徴です。
毛色・目色共に様々な色とパターンがありバラエティに富んでいます。
毛色の例として、シールポインテッドタビー、ブラウンスポテッドタビー、ブルータビー&ホワイト、ブルークラシックタビー、レッドクラシックタビー、ブルーポイントなどのパターンがある他、ホワイト、ブラック、ブルー、レッド、クリーム、チョコレートといった単色も存在します。
目色では、カパー、グリーン、ゴールド、ヘーゼル、イエロー、ブルーやオッドアイが存在します。
もともとあまり鳴かない猫種ですが、まれに声を聞かせてくれます。ちょっと高めの小さな声は、どっしりした姿からはギャップを感じさせられます。
・優しくて愛情深く、とても人なつこい。
・おおらかで物静かだが、遊ぶのが大好き。
ペルシャ猫の性質を受け継いで、とても温和でのんびりとしています。人懐こく人見知りをしないため、とても扱いやすい性格です。
子供やほかの猫とも仲良くすることができるため、家族や多頭飼いのご家庭でも非常に飼いやすい猫種です。
遊び好きな短毛の性格も持っていて、飼い主様と遊ぶことが大好きです。スキンシップを怠ると拗ねてしまうことがあります。
声は小さめなのでマンションでも鳴き声が近所迷惑になってしまうということは少ないです。
普段のお手入れについては、短毛種なので時々のブラッシングで十分です。
運動能力は高いといえませんが、高い所へ登りたがって結果降りられない、、、とならないように飼育環境を整える必要があります。