猫の歴史と猫種

猫の歴史と猫種

 

人間の進化の歴史、人種の分化と同様飼い猫にも進化と猫種の分化があります。最近の遺伝子のDNA研究の解明が進む中、猫についてもいろいろな事が解ってきました。

身近な存在であるだけに知っているつもりになっている猫について改めて調べてみると、意外と知らなかったことの多いことに驚かせられます。

人間にとっては当然のことでも、猫には理解できないこともあります。

少しづつ、一緒に暮らすパートナーである猫ちゃんの理解を深めましょう。

当猫舎でお世話をしている猫種について

現代が複雑な世相になればなるほど、人間関係のストレスが増して心癒されるパートナーをペットに求める人たちが多くなっています。

その中でも最近は、ひと頃前の犬ブームから猫の人気の高まりが著しく、飼われている猫種も様々です。

猫に対する飼い主のスタンスも大きく変わってきました。

10年程前、ペットブームと言われてワンちゃんがもてはやされたころは、猫は拾ってくるもの、との認識が一般的でした。

昭和の中頃、私達の子供時代にはワンちゃんにも「野良犬」という現代では死語になっている言葉があり、それよりもさらに前、保健所に野良犬の捕獲係の人たちがいて、街中で「野犬狩り」が行われていた記憶があります。

世の中で野良犬を拾ってくるという事がなくなって久しいですが、猫は未だに野良猫という言葉もあり、拾ってくるものという認識も残っています。

しかし、行政の野良猫政策も功を奏して、野良猫の存在も激減しています。

背景に行政の野良猫の避妊・去勢に対する積極的な助成策や愛護団体の努力があることも勿論ですが、猫エイズなど今までの日本には無かった伝染病が蔓延していて、罹った猫は数年の寿命で亡くなるという現実があります。

このような時代を反映し、犬に約半世紀遅れで猫もペットショップなどで買うものとの認識が定着してきています。

猫を飼いたいと思う人が猫を選ぶとなると、その人の好みで、長毛、短毛、大型、小型、体型、カラーなど様々な選択が可能になります。

純血種の猫達は気質、性格、体の特性など猫種によって変わります。

世界各地の気候やその地域の地理の特徴の中で適応し、私達人間との関わりの中で育まれてきた独特な個性は、素晴らしい魅力にあふれています。

当猫舎でお世話している日本で人気の猫種について、以下にお話を載せております。

最初はローマ時代にさかのぼる、イギリス原産の『ブリティッシュショートヘア』からご紹介します。