私達は身体の中を流れる血液の役割をなんとなく理解していると思います。
そして「ABO式血液型」「Rh式血液型」も耳にしますが、分類方法は30種類以上もあるそうです。
動物の血液にもそれぞれの動物独自の血液型が存在しています。
猫の場合、体重1kgあたり47~66mlの血液量があり、「AB血液型」と呼ばれています。
人の「ABO式血液型」と名前が似ていますが、全く別の血液型です。
猫はA型、B型、AB型の3つのタイプに分けられ、A型は約95%、B型は5%、AB型はきわめて稀な割合と言われています。
猫の血液にも自然抗体があり、A型の猫の血漿には抗B抗体、B型の猫の血漿には抗A抗体が含まれているので、違う血液型を輸血すると重い副作用が出てしまいます。
ポピュラーな猫種の中での血液型の割合を見てみると、アメリカンショートヘア、ロシアンブルー、シャムは100%がA型です。
また、A型についてはメインクーンは96%、ノルウェジャンフォレストキャットは93%、などとなっています。
B型が多い猫種やAB型が見つかっている猫種を調べてみると、代表的と言えるのはブリティッシュショートヘアで59%となり、AB型も1.6%いるそうです。
また、エキゾチックショートヘアは27%、アビシニアンは20%がB型です。
ペルシャは16%がB型、11%がAB型。
ラグドールは5%がB型、18%がAB型との調査があります。
すいぶんと興味深い結果ですね。